正体不明のマンゴー『アイリス』を実食
来歴や親品種が分からないマンゴー『アイリス』を実食。果重200g、糖度17.5〜18.3度という1果実の測定結果と、強い香り、弾力ある果肉を記録します。
沖縄のマンゴー生産者・がっきー農園から、マンゴーの『アイリス』をいただきました。検索しても来歴や親品種を確認できず、動画の時点ではほとんど情報のない品種です。そこで今回は、分からないことを無理に埋めず、実際に食べた1果実の形、重さ、糖度、香り、食感を記録します。
200gの小ぶりな果実
試食した果実は200g。一般的なアーウィンと比べると小ぶりで、やや細長く丸みのある形でした。果皮はオレンジ色を帯び、果頂側には青緑色が残って見えます。ただし、果形や着色は着果位置、日当たり、収穫時期でも変わります。1果だけを品種全体の標準とはみなしません。
切ってみると種は小さく、可食部を取りやすい印象でした。切断直後には果汁が多く見えた一方、試食では密度の高い果肉という感想も出ています。
糖度は18.3度と17.5度
糖度計では、部位を変えた2回の測定で18.3度と17.5度を示しました。十分に高い数値ですが、これは同じ果実内の測定です。樹齢、着果数、収穫熟度、追熟日数、測定部位が変われば値も変わります。今後は複数年・複数果で測定する必要があります。
特徴は甘さ以上に強い香り
口に入れたときに最も意見が分かれたのは香りでした。マンゴーの花を思わせるような個性的な香りを好意的に感じる人もいるかもしれないし、過熟果のように感じて苦手とする人もいるかもしれないような味です。甘さだけでなく、香りが品種評価を大きく左右するタイプです。
果肉はしっかりしており、弾力やゼリー感を思わせる食感でした。柔らかく溶けるアーウィン系とは異なる方向性で、濃い味と香りが長く残ります。
販売予定と、今後確かめたいこと
動画では、がっきー農園が2027年ごろの販売を目指していると紹介されました。販売時期は栽培状況によって変わる可能性があります。品種名だけが先行すると、別系統との混同や苗の取り違えが起きやすいため、母樹、入手経路、穂木ラベルを継続して記録したいところです。
今後確認したいのは、来歴と親子関係、収穫期、平均果重、着果性、炭疽病などへの反応、追熟に伴う香りの変化です。今回の200g・糖度17.5〜18.3度という結果は、品種の確定値ではなく、最初の観察記録として図鑑へ追加しました。
参照した資料
・YouTube『糖度予想大外し!?謎マンゴー「アイリス」の食レポ』 ・同動画の自動字幕、概要欄、映像内の計測表示(2026年9月18日公開)
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