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バナナの品種 / Kluai Hom Thong

斑入り
斑入り
ホムトン(タイ語で กล้วยหอมทอง / Kluai Hom Thong)は,グロスミッチェル種の一つの品種で,香りのよい黄金色のバナナという意味のバナナ.กล้วย(クルアイ) = バナナ,หอม(ホム) = 香りがよい,よい香り,ทอง(トーン) = 金,黄金色となる.タイではホムトンは商業的にも重要なバナナである. 果実が長く(長さ 18〜23 cm 程度,果実の先端がやや細くなる),少し蛇行したようになる.一般的なキャベンディッシュ系バナナと比べると,香りが立ちやすく,味に少し奥行きがある.甘いだけではなく,完熟するとクリーミー.キャベンディッシュ系は外観が似るが,熟した時の果皮色や食味が異なる. 果皮は厚め,果肉は締まり,熟しても水っぽくなりにくい.シュガースポットが出にくい.
けんゆーコメント
グロスミッチェルは,かつて世界の輸出バナナの主役だった品種である.20世紀前半までは,欧米向け輸出バナナの中心的存在だった.ところが,この品種はパナマ病 Race 1 に弱かった.19世紀末から中南米で被害が広がり,最終的に大規模プランテーションではキャベンディッシュ系へ置き換えられていった. 現在タイや日本で栽培されているホムトンはなるべく病気に負けずに,頑張って欲しいと思う. タイ国内には産地ブランド化されたホムトンもある.たとえば Hom Thong Lamae Banana / Kluai Hom Thong Lamae は,タイ南部チュンポン県ラメー地域の GI 産品として登録されている.登録資料では,日本向け有機ホムトン輸出の提案をきっかけに,1993年から現地農家グループが栽培を始め,1994年から日本へ輸出された歴史がある. ホムトンを扱う際に気をつけないといけないのは,病害リスクである.ホムトンは,Gros Michel 系であるため,パナマ病 Race 1 への弱さは無視できない.一度圃場にフザリウムが入ると対処が非常に難しいため,苗の導入元,土壌移動,農機具,靴底,排水の流れには注意したい.特にバナナは株分け苗で移動しやすいので,種苗を入れる際には,注意すること.温湯処理(43℃のお湯で3時間)は必ずやること.弊社ねったいでは,温湯処理(43℃のお湯で3時間)を必ずやっている.